<NO NUKES 2014>というアクション。「脱原発」と「再生可能エネルギー」を胸に、日本ロックからの提言!

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今年で三回目。願いは「脱原発」が達成できて、このライブが無くなること

今年も、「脱原発」をメッセージに掲げるため、日本ロックを背負って立つ、ミュージシャンがステージに立ちました。

当初の予定から大きく変わったのは、呼びかけ人であった坂本龍一さんと出演を予定していた難波章浩さんが諸事情により出演キャンセルになったこと。

そのことを逆に強い想いとしてステージに立ったミュージシャンたち、また集まった大勢のロックファンたち。ステージ上でさまざまなミュージシャンが言っていたのは、「こんなイベントを開かなくてもいい社会が訪れること」。

【NO NUKES 2014】

【NO NUKES 2014】

ミュージシャンが放つ、日本のロック魂

初日は、斉藤和義とthe HIATUSの2ステージ。年代的に幅広いお客さんが集まった中、なんとステージでは、元首相の細川さんと小泉さんが上がり、挨拶をした一幕も。かつての首相がロック会場に現れるという、すごい時代になったと実感しました。

2日目は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのワンマンライブで満足の2セット。アジカンファンが詰めかける中、ボーカル後藤さんはMCを連発。「俺たちで社会を楽しく変えていこうぜ」と特に熱の入ったステージでした。

最終日の3日目は、BRAHMANとACIDMAN。BRAHMANはブレイク無しの怒濤の連続演奏を轟かせた後、トシローが観客にダイブ。9月20日に福島の南相馬で開催された騎馬武者ロックフェスについてアツイ想いを話してました。そしてACIDMANは、トリオから生み出される息の合ったグルーブと抜群の歌唱力で最後を締めてくれました。

【NO NUKES 2014】

【NO NUKES 2014】

会場の出展ブースと、集まった多くのロックファン

会場では、「首都圏反原発連合(官邸前抗議)」、「イーシフト/ゼロノミクマ」、「1000万人署名の会」、「NO MORE FUCKIN’ NUKES」、「フューチャータイムス」、そして私たち「ピースオンアース」事務局がブース出展し、会場をおおいに盛り上げました。

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そこで、多くのお客さんと話す機会がありました。東海村原発の近くで生まれ育ち、反原発を訴えている人、関西から駆けつけてくれた人、福島南相馬のフェスに参加して現地の人の“今”を感じ取ってきた人たちなど。

ここまでロックファンが原発のことを考えて、福島のことを考えて、このようなメッセージ性の高いイベントに来てくれているということに、感慨深い気持ちになりました。ロックだからこそ、魂から呼び起こす声が出る。ロックだからこそ、会場のうねりが一つになる瞬間がある。そしてその想いを言葉に変えて、どう他者と繋がっていけるか。

東日本大震災から3年経った今、さらなる新たなメッセージ性や表現力が問われてきている気がします。

【開催概要】
<NO NUKES 2014>
日時:2014年9月29日〜10月1日
場所:Zepp DiverCity(東京都江東区青梅1-1-10)
出演者:
9月29日(月):斉藤和義/the HIATUS
9月30日(火):ASIAN KUNG-FU GENERATION
10月1日(水):ACIDMAN/BRAHMAN
主催:NO NUKES 2014事務局
企画制作:ロッキング・オン・ジャパン/ディスクガレージ/キャブ
http://nonukes2014.net