昨年3月の<ピースオンアース2014>にも参加した、エセタイマーズとDELIが今年も日比谷公園にやってきます!
エセタイマーズの初ステージから1年
エセタイマーズのもとになっているのは、かつて80年代後半から90年代にかけて、ゲリラ的にライブを放ち、当時から反原発、反体制を叫んでいたバンド、タイマーズ。今は亡き、忌野清志郎に良く似たボーカルZERRYの姿がしっかりと脳裏に焼き付いている人はまだまだ少なくないでしょう。
そんなタイマーズをもとにした新バンド、エセタイマーズが昨年のピースオンアースで始めてステージに立ちました。見た目はあのタイマーズと瓜二つ。メンバーの4人をよく見ると、現代のあのトップアーティストたちにそっくりのような?
真ん中の彼は、アジカンのゴッチによく似ているような? タオル頭でベースの彼は、ブラフマンのトシローのお兄さんのような?? もう1人のギターの彼は、ハイエイタスのホソミくんのファン?? そしてドラムの彼も、ハイスタのツネさんの生まれ変わり?? いやいや、そんなみんな揃ってさらにこんなふざけたパフォーマンスなんて、あり得ないでしょう(笑)
謎の新バンドを結成し、歌を通して伝えたかったのは、その頃各地で問題になっていた、ヘイトスピーチのデモに対する、人種差別反対の想い。ピースオンアースのステージでも、人種差別を嘆く、ブルーハーツの名曲「青空」やベトナム戦争の反戦歌とも評されるCCRの「雨を見たかい」をカバー。元祖タイマーズの歌も、歌詞を変えて、歌い上げ、出来立てほやほやの生バンドらしい、初々しさを披露してくれました。
その後、7月の<フジロック2014>でもステージに立ち、大きな話題を作って、また日比谷公園に戻ってきます。
結成から1年。今の日本の状況は彼らにどう映るのか。どんな想いを歌にのせてステージに立つのか。見どころです。
ラッパーDELIが松戸市議員になって日比谷公園へ
さまざまなイベントで「脱原発」を訴えてきたDELI。昨年のピースオンアースでは、震災から3年という一つの節目のところで、今までの想いを焚き付けて、ステージから気持ちの入ったパフォーマンスをしました。ただ、「選挙への立候補」という次のアクションについては、まだ誰も、もしかしたら本人すら、予想していなかったかもしれません。
ところが、昨年6月にいきなりツイッターで、地元である千葉県松戸市の市議選に立候補することを表明。7月に政治団体プラネットロックを立ち上げ、早々と活動を始めました。11月に正式に立候補した後の選挙期間中には、大々的にヒップホップのカルチャーと選挙をつなぐパーティーを開催。ドラマチックな選挙を経て、見事当選を果たしました。レベルミュージックであるヒップホップの音楽シーンから政治の世界に入ったのは、世界初!?とも言われています。
「脱被ばく」、「脱カスタマー(脱おまかせ民主主義)」を掲げて、議員になったDELI。当選後もこれまでの市民による放射能の測定を続けつつ、市議会で堂々と放射能の土壌測定に関する質問を投げかけ、新しい風を議会に吹き込んでいます。また、どんどんまわりの議員や専門家と繋がり、脱カスタマーとなったその輪をぐんぐん広げています。
生まれ育った地元松戸市だから深められること、またトップアーティストならでは世界観でさまざまなボーダーラインを超えてネットワークをつくること。
ラッパー議員、DELIのステージ、要注目です。
日別の出演を発表【渋さ知らズ、DELI 】他の出演も決定しました<Peace On Earth 2015>
http://peaceonearth.jp/archives/790