開催メッセージを福島県南相馬の高橋美加子さんと、出演の加藤登紀子さんからいただきました

■福島県南相馬 高橋美加子さんより

震災10年…
私たちにとって10年はまだ区切りの年月にはなっていません。
ふとしたところで溢れ出す涙に驚く自分がいます。
津波
原発事故
切り裂かれた日常‥
不意にやってくる悲しみは、あの日がいかに衝撃的だったかを思い知らされます。
でも、悲しみを忘れないことで美しさを知りました。
光にぬくもりを感じる自分がいます。
こんなつぶやきが生まれました。

朝が来る
夜の果てからやって来る
薔薇の色した光を連れて

この空を分けあいたくてメールする
ふるさとは今日もいい天気だよ

未来とは今の連なりですね。
皆さん、登紀子さん、精一杯生きましょう!

■加藤登紀子さんより

今年の3.11は福島で、と思っていました。
コロナのこともあって行けなくて、本当に残念です。でもそれとは別に、今私の心は、後悔の気持ちでいっぱいです。1960年代から、日本の未来を考えてきたはずなのに、どうしてこんな結果を招いたのか?
今は、何を語っても、私たちは、被害者であり、加害者です。
原発も地球温暖化も。
震災から10年。何ひとつ区切りがついていないのに、区切りを付けようとする人たちと、闘っていかなければなりません。
美加子さん、あなたの言葉を発信し続けて下さい。
できる限り答えて行きます。

震災直後からご縁が篤く、私たちピースオンアースの東北コミュニティ支援の最も強いパートナーとしてつながり続けてきた、福島県南相馬市の高橋美加子さんより、ピースオンアース開催へのメッセージをいただき、それに応える形で加藤登紀子さんからも言葉をいただきました。
お二人の言葉と共に、この10年を想い、311日比谷公園でのオンライン開催へ進んでいきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。